戸建て住宅に関する特殊でよく使われる専門用語と住宅建築に関連した用語をセレクトした辞典です。 

   
住宅建築業界用語関連用語集       



あ行の用語        あ行 (      ) の 用語

か行の用語

さ行の用語
          
                                                                              先頭へ↑
た行の用語
               
な行の用語         (あんどん部屋)

は行の用語
        扉、窓、等が一切なく、採光、通風ができないため建築基本上、居室と表示できない部屋。納戸等。

ま行の用語
               
 (アティック)
や行の用語

                  屋根裏部屋のこと。
ら行の用語

わ行の用語        (RC   アールシー)

            
現場施工の鉄筋コンクリートの事。英語の Reinforced Concrete の略で RC という。 配筋作業の後、
                 型枠を作成しコンクリートを流し込み、固まったら型枠をはずすという作業で造る。コンクリートの押し強度に
                   強いが、引き
強度に弱く、割れやすいという性質を鉄筋でカバーする。逆に鉄筋の酸化(錆び)をコンクリートの
                  アルカリ性で防ぐという相互メリットがある。 <RC←→PC>   

                    
                    住宅の敷地の段差部分に  施工された土留めのRC        打ちっ放しのRCの塀。型枠の保持部品  であるピーコンの丸い跡が残るのが特徴。


             (アール)

                  曲線、曲面のこと。


             (アプローチ)

                 道路等から敷地への進入部分から、建物の玄関にいたるまでの通路の事。主に外構工事の工程で施工され
                 飛び石、コンクリート打ち、タイル貼り、インターロッキング等、手法は様々である。


             (赤道   あかみち)

                 自動車というものがない時代の人馬専用の幅が狭い里道がなごりで、幅が狭いがゆえ建築基準法施行時に
                 道路になれず、また道路法上においても道路になれなかった地方公共団体が管理する国有地のこと。公図に
                 赤く線がひかれていたことから、あかみち、あかどう、あかせん、あかち、 などというようになった。更地と思わ
                 れたところに赤道があって建築計画の障害になることもあるが、地方公共団体から払い下げや道路の付け替え
                 処置をうけられることもある。


             (青道   あおみち)  

                 赤道同様、現在は使われていない 「水路」 のこと。登記上は国有地であり公図に青く塗られた事から、
                 あおみち、あおどう、あおち、などというようになった。


             (相見積り   あいみつもり)


                 複数社から見積りを取得し、見比べる事。よく略して  「あいみつ」をとる  などと言う。


             (アスファルト)

                 石油を精製して一番最後に残る、最も重質の残油の事。高温では粘度のある液体だが、常温では流動しない
                 性質を利用して、骨材などを混ぜたうえで道路舗装等に利用される。骨材などを混合させたものをアスファルト
                 合材、またはアスファルトコンクリートという。





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(犬走り   いぬばしり)


犬が通れるくらいの幅という意味合いの通路。住宅の場合は、建物の軒下外周部に打ったコンクリート床や砂利敷きのこと。歩行時に足に
土がつかない、降雨時に建物にドロはねしない、雑草の防止、等の目的で施工される。        
 
                            コンクリートの犬走り


(位置指定道路)

敷地に接した私道の事。基本的に道路に接していない敷地では建物が建てられないので、建物を造る目的で私道を造り、建築基準法の
道路として役所 (都道府県知事、市町村長) から認可をとる。


(インターロッキング)

歩道や公園の通路でよく見られる舗装材。コンクリート製品でレンガ程度の大きさのものが主流。側面にかみあわせがよくなるようにギザ
ギザがある。色とデザインの選択肢が豊富。  

                           


(一本引き)

レール(溝)1本、戸が1枚の引戸のことで、引き違い戸に比べると戸が少ない分コストはおさえられる。


意匠   いしょう)


デザインの事。たんなる見た目ではなく設計的に位置、寸法、素材が考慮された上でのデザインであるが、ときには構造や機能との折り
合いが悪くなることがあり、そういう場合は設計者にとっての泣き所でもあり、反面腕の見せ所でもある。


(入隅   いりずみ)

入隅は、面と面が付きあわさってできる内側の角(カド)のこと。反対に外側の角は、出隅(でずみ)。


(入母屋   いりもや)

屋根の形状に対する名称の一つ。上部が切り妻、下部が寄棟(よせむね)という形状。日本の城の天守閣の最上部のような屋根。屋根の
グレードとしては最も高いものとされている。   
                           入母屋の屋根


生垣   いけがき)

 植木による垣根。中低木の植栽で、塀のように家屋や庭の区画に設ける。


(一般定期借地権付き住宅   いっぱんていきしゃくちけんつきじゅうたく)

定期借地権付き住宅を参照の事。





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(内断熱)


壁の中や、柱と柱の間などにグラスウールやウレタンフォームなどの断熱材を充填する、断熱のための工法。 <内断熱←→外断熱>


(売建住宅   うりたてじゅうたく)

建築条件つき土地を売ってから建てる住宅のこと。お客(施主)の立場からすると土地を買ってから家を建てるので注文住宅をオーダー
できるが、建築条件がついているので必ず売主の会社の住宅を建築しなければならない。したがって工法にこだわりがある場合は要注意。
<売建住宅←→建売住宅>


(打ちっ放し   うちっぱなし)

コンクリート壁の打設面をそのまま仕上げ面とすること。塗装をしたり、タイルを貼ったりなどの外装仕上げをしない。打ちっ放し用のコン
パネ (コンクリート壁打設用の枠板) を 使用することでキレイな表面の出来上がりが可能になる。     

                            打ちっ放しのRCの塀。型枠の保持部品  であるピーコンの丸い跡が残るのが特徴。





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(ALC   エーエルシー)


軽量気泡コンクリートのこと。住宅関係ではヘーベルやシポレックスが著名。耐火、断熱、遮音性に優れてるとされる。建物の床、外壁に
使用されるが、気泡があるため吸収性があり、外壁には塗装が必要となる。


(エクステリア)

本来は外装をさす言葉だが、日本住宅関係では、門、塀、車庫、庭、等の外構の部分を呼ぶ事が多い。インテリア=内装 に対して エク
ステリア=外構 ということで通用してしまった。


(江戸間   えどま)

畳のサイズ。880mmX1760mmで、全国的標準規格になりつつあるが、もともとは東日本地域のみで使用されていた規格寸法。


(エアサイクルシステム)

省エネ住宅の手法のひとつで、壁の間に隙間をつくり空気を対流させるように造られている。冬は日当たりのよい屋根まわりの暖かい空気
を 夏は床下の冷たい空気を循環させるようにする。


(エンジニアウッド)

木材や、その繊維を樹脂で固形化したもの。集成材。





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(オール電化住宅)


電気温水器やIHクッキングヒーターなどで、本来ガスでまかなうところの給湯や調理を全て電化製品で、おこなう住宅。直接の火力を用い
ない分、住宅の安全性も高いとされる。


(オイルステン)

木材用の塗装で、木そのものに染み込ませるタイプの油性塗料。木目が隠れず、木の風合いが生かせるので多用されるが、恒久的な効果
はないので、定期的に再塗装する必要がある。


(大谷石   おおやいし)

宇都宮市大谷町産の軽石材。加工しやすいため住宅造成の土留めとして普及したが、その結果風化しやすいことが判明したため、現在
では高強度が必要な部分には使用しない。


(大壁造り)

柱を壁面に納め見えなくする壁構造。洋風の部屋での壁形式として一般的だが、特殊なデザインの和室でも見ることができる。
<大壁←→真壁(しんかべ)>


大手ハウスメーカー

メーカー(製造業者)の開発したプレハブの住宅が、ハウスメーカーという呼び名の起源と思われる。本来、住宅は不動産、建設業に分類
され、メーカーではないが、現在では国内の広範囲で営業する 「大手」 の住宅建築会社は全て、ハウスメーカー で通用する。






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