戸建て住宅に関する特殊でよく使われる専門用語と住宅建築に関連した用語をセレクトした辞典です。  

  
住宅建築業界用語関連用語集      



あ行の用語       は行 (      ) の 用語

か行の用語

さ行の用語       

                                                       
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た行の用語

な行の用語      
(バスコート)

は行の用語         浴室の窓越し戸外につくられた坪庭のこと。外からの目隠しに細心の注意を払う必要があるが、贅沢な
                   浴室空間を演出することができる。

ま行の用語

や行の用語         (鼻隠し   はなかくし)
                  
ら行の用語         屋根の軒先の先端までのびた垂木の木口を隠すため設置する横板のこと。

わ行の用語
         
              (刷毛引   はけびき)


                   左官の仕上げ方法のひとつで、モルタルを鏝(こて)でおさえ、ひととおり平らにし、固まる前に刷毛で
                   仕上げる方法。表面がザラザラした感じになる。


                  
   はり)

                   垂直方向に建てる柱とともに重要な、荷重を支えるための横架材。ツーバイフォー(枠組壁工法)以外の
                   工法には必ず存在する。

                             鉄骨でできた柱と梁


                  
(梁成   はりせい)

                    梁の上端から下端までの寸法の事で、上から荷重のかかる梁としては幅よりも梁成のほうが重要。


               (パネル工法)

                    プレハブ住宅で、木質系、鉄骨系、コンクリート系とある。あらかじめ工場で床パネル、壁パネル、天井パ
                    ネルを製造しておいて、現場で組み立てて建物を築造していく。


              (破風   はふ)

                   切り妻屋根や入母屋屋根の山形になっている部分。またその部位の板の事。

                               白い部分が破風。


              (番線   ばんせん)

                   針金のこと。


              (配筋   はいきん)

                   鉄筋を組むこと。また鉄筋と鉄筋の間隔、寸法の事。 例えば「200ピッチで配筋」といったら、200mm
                   間隔で鉄筋を組んでいく。


              (配管   はいかん)

                   住宅の場合は、ガス、上下水道、給湯システム、空調(エアコン)などの配管工事がある。ガス、上下水道
                   は、道路掘削や敷地内埋設の土工事など、土木工事的要素を含む。


              (バルコニー

                   建物から突き出た室内と出入り可能なスペースのこと。ベランダと同意に扱われる事が多いが、あえて言い
                   分ければ、2階以上の高さについており手摺があって屋根のないものがバルコニー。  (追記 : マンション
                   等の高層住宅では上の階のバルコニーが屋根がわりになるという矛盾もある。)


              (ハウスメーカー)

                   大手ハウスメーカーを参照の事。





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(ビルダー)

建物をたてる業者のこと。下請けに工務店を使うハウスメーカーとは区別する意味で工務店のことを呼ぶこともあれば、地域の大型業者
を特筆する意味でこう呼ぶ事もある。



(火打ち材)


木造の在来工法の水平材が直交している部分に斜めに入れる補強材のこと。


PC   ピーシー)

プレキャストコンクリートの事。RCとは違ってあらかじめ工場でつくられたコンクリートの成型品。 コンクリート板やL型形状の土留製品で
よく見うけられる。現場まで運搬された後、組み立てまたは据付をおこなう。RCとはちがい型枠工は不要になるが、搬入経路がせまい等の
問題があれば、大型のPC施工は難しい。 <PC←→RC>


(びゃくしん類)

カイズカイブキ、タマイブキ、スカイロケット、ハイビャクシン、タチビャクシン等の植木を びゃくしん類という。これらは、梨畑に被害をだす
赤星病の病原菌の中間宿主なので、地域によっては条例で所持、植栽を禁止されている。びゃくしん類自体は赤星病にはならない。





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分譲住宅   ぶんじょうじゅうたく)


販売する事を目的に複数戸建設される住宅のこと。建売住宅やマンションの販売、それに造成された建築用地の区画販売などが、分譲に
あたる。 <分譲住宅←→注文住宅>


プレカット

木造住宅において現場作業を簡略化し、施工期間の短縮や労働の削減を図るため、あらかじめ部材を使用する寸法にカットしておくこと。

                        プレカットされ現場に  された木材。


不同沈下   ふどうちんか)

家が均一ではなく不揃いに沈んでいく事。斜めに傾いたような状態になる。地盤の沈下や耐力不足が主な原因であるが、地盤調査及び
杭打ち基礎などで予防対策をとることは可能である。


(不陸   ふりく)

床面、壁面が平らでなく、波打っていたり凸凹がある状態のこと。


(プラスターボード)

室内用の下地壁材で、石膏ボードの上にボード用紙を被覆したもの。室内用ということもあり水には弱いが、断熱、防火、耐火、遮音性能が
ある。


(フランス落し)

親子ドア(両開きドア)の小扉の方を開かないように固定しておく金物の事。扉の下の床部分に凹部分を設け、扉に付けられた落とし棒を
さして留める。


フラット35

住宅金融支援機構が実施している固定金利の住宅ローン。仕組みとしては銀行などの民間金融機関が住宅ローンの融資を行い、住宅
金融支援機構が民間金融機関から住宅ローン債権を買い取り証券化して投資家に販売する。利用者にとっては固定金利であることに加え
融資をうける際の保証料がかからないのと、繰上げ返済時は手数料がかからないなどのメリットがある。


フラット35S

「フラット35」で当初の10年間(20年タイプは20年)1%金利を引き下げてくれるシステム。ただし募集枠があり、いっぱいになると募集は
終了する。


(フーチング)

建物の基礎の底部の幅広くなっている部分。荷重の分散と安定のために必要。人間の足のようなもの。


(分筆   ぶんぴつ)

一つの土地(一筆)として登記してあるものをわけて登記すること。


プレハブ住宅

工場で主要部材を製造し、現場で組み立てる住宅のことであるが、あらゆる建築でプレハブ率はあがっているため住宅業界では 「自社の
工場で製造された独自の部材(他社での建築での流用が困難な部材)で建築する、プレハブ住宅メーカーが建てる家」 と解釈するとわか
りやすい。したがって後日リフォームの際、通常の簡易な手法のリフォームでも他社では手がつけられない事がある。会社によって鉄骨系、
ユニット系(軽量鉄骨)、木質パネル系、コンクリートパネル系に分かれる。各社剛構造、高耐久を売りにしている。

                     建築中の鉄骨系プレハブ住宅。


風致地区   ふうちちく)

風致とは、あじわいとか趣(おもむき)の意。都市計画法にもとづいて現環境や自然を保全するために指定された地区のこと。風致地区では
建築物に大きな制限がかけられる。


(幅員   ふくいん)

道路幅員を参照の事。


(不動産登記   ふどうさんとうき)

登記を参照の事。



(不動産鑑定士)

不動産の鑑定評価をする国家資格者。合格率の低い難関資格といわれている。不動産の価値を算出するのが仕事なので、実のところ
住宅建築にかかわることはほとんどない。不動産物件の調査や状況把握の業務を行うのは土地家屋調査士である。



不動産取得税


新規に不動産を取得した際、都道府県から課せられる税。自身が住むための住宅建築で、一定の要件を満たしていれば軽減措置もある。





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(べた基礎)


建物の基礎で底面全体に鉄筋コンクリートを敷き詰めた基礎の事。基礎全体が面となって建物をささえるので、荷重の分散効率がよく、
地盤への負担が少ない。しかし鉄筋ンコンクリートの使用量が多くコストもかかる。

              
          べた基礎のコンクリート打設前の配筋状況                  一戸建て住宅建築中の  べた基礎完成状態。



(平米   へいべい)

u 「平方メートル」 のこと。住宅に限らず建設業界の人間は、ほぼ 「へいべい」 と言う。


(ベランダ)

建物から突き出た庇(ひさし)や屋根のある長めの廊下状のスペースの事。バルコニーと同意に扱われる事が多いが、あえて言い分けれ
ば、1階に造られており屋根があるケースがベランダ。


(ベンチマーク)

高さの基準点の印を動かない固定された物体につけること。略してBM(ビーエム)とも言う。 例えば電柱につけたBMの+300mmの高
さがGL(参照:ジーエル)というような使われ方をする。


(変動金利)

金利を参照の事。





                                                                    
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(ホルムアルデヒト)

シックハウス症候群の原因の一つといわれている人体に有害な化学物質。合板などの接着剤に含まれるホルマリンの一種で、家具等に
含まれているケースもある。JASによって放出量の安全基準が設けられている。


(ホールダウン金物)

在来工法の木造住宅で、地震などによって柱が土台から抜けるのを防ぐために取り付ける金物の事。主に角の部分にくる柱に取り付ける。


(ポーチ)

建物本体でない屋根や庇(ひさし)がある部分の下(床)に施工された部位のこと。例えば玄関ポーチ、勝手口ポーチなどがそれにあたるが、
それらの用途から屋根がなくても玄関ポーチのようにタイルやレンガ等で装飾してあればポーチと呼ぶ事もある。


(舗装   ほそう)

住宅においては、道路の補修や車庫のアスファルトやコンクリートの舗装などがあげられる。公共工事においては車道、歩道、園路等の
工事を行う、インフラ整備の一翼を担う業種である。


法務局

法務省の機関。各地に地方法務局とその支局、出張所がある。不動産の登記、法人の登記などを取り扱っている。登記所は正式な名称
ではなく法務局のことを指す俗称。






                                                                 
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